センター国語・受験前のチェック!

いよいよ当日になりました。
忘れ物チェックは怠りなく、ダサくてもいいから温度調節をしやすい服装で行きましょう。
もし受験票を忘れても、申し出ればへっちゃらです。←忘れたことがある人

携帯カイロ、温かい飲み物、のど飴、ガム、マスク......こうしたものが気持ちを落ち着かせてくれます。休み時間は音楽を聴きながらリラックスしましょう。出来については、友人どうしでも話さないのが吉。「できた」「だめだった」は一日禁句にしておきましょう。


教師を始めてこのかた、試験場に向かう生徒さんに「頑張って!」というのがずっと苦手でした。彼らがこの日のためにどれだけ頑張ってきたか、教師はよく知っています。これ以上あえて望むものなんかありません。

これまで積み重ねてきた力を、十分発揮できますように。あきらめず、最後の最後まで自分の力を信じて問題に向き合えますように。


最後にセンター国語の最終チェック・ポイントを書いておきます。参考にしてください。

1 時間配分は「現代文=45分」、「古典(古文と漢文)=35分」で!これは現代文の方が、時間切れになったときのダメージが大きいから。

2 センター国語は「マクロな視点からの問題が多い」ので、一つの問題を解くのに読まねばならない範囲が広い。

3 だから、答えに迷ったらその問題を後回しにして、先ずは全体を読みとおすべし!(二読推奨。一読目はあらすじだけ・問題も2〜3択まででよい、二読目で2択をしぼり込めるくらい細かく)。

4 もし選択肢で迷ったら、
「まず傍線部をSOVにぶった切ってみる」(構文力)
→「選択肢もSOVにぶった切って、本文との対応を考える」(+単語力)
→「選択肢どうしを比較して、どちらかだけにあるもの(あるいは逆に欠けているもの)を探す」
→「その《違い》を中心にチェックする」
→「それでもわからなかったら、先へ進むが吉!」(上の2・3が理由)

5 センター国語の選択肢は、他の設問の答と矛盾しないものを優先するべし。問題数が少ないから、問う内容がどうしても重複しやすいのだ。これを逆手にとった方法。

6 特に評論は、要旨を問う問4〜6あたりに「全体のまとめ」がうっかり書いてある場合も多いので、あきらめずしっかり設問を読んでおこう。

7 選択肢は本文のことば「そのまま」ではなく、本文のことばを似たことばで「言いかえ」てくるケースが多い。「客観=対象」や、「一般的←→特殊ではない」など、言いかえではないか注意しておこう。

8 小説は「誰の視点から」「何について」見ているのか、そして「主人公はどういう気持ちになっているのか」を、まずは押さえる。(小説の三角形)

9 小説の基本は
「相手のセリフ・行動と主人公の反応という因果関係を追いかける」
「表のセリフと裏の心情の矛盾をつかむ」
「プラスの気持ちとマイナスの気持ちの揺れをつかむ」
など。

10 登場人物の心情理解に迷ったら、「その次の行動・セリフ」から逆に考えるとよい。

11 小説で根拠に迷ったら、登場人物の性格設定(キャラ)を基準に考えるとわかりやすくなる。

12 センター試験の文章はけっこう難しい。「わかる」ことではなく、「文章のつじつまが合うような選択肢を見つける(ちゃんと解けているときは、正解の選択肢が全体の要約になっている)」ことに集中しよう!

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://genbun.jp/mt/mt-tb.cgi/23

コメントする